2025.08.25
売れる・貸せるマンションの特徴
中古マンションを選んだり、相続などで取得して持て余したりしている場合は
そのマンションが売りやすいか貸しやすいかという視点でも評価してみる必要があります。
どのマンションも築年数の経過による劣化は免れることができません。
常に自分にとって最適な状態でマンションを利用できる訳ではないため
将来的に売却や賃貸を検討しておくことは大切です。
今回は売れる、貸せるマンションとはどんなマンションなのか、解説します。
売れる・貸せるマンションの特徴
売れる・貸せるマンションの特徴は比較的共通している傾向にあります。
①交通の利便性が大きく評価される
マンションが売れるか、貸せるかはアクセスの良さが大きく影響します。
居住用マンションとして売る場合は駅から近いほうが出勤などに便利ですし
賃貸に出す時の利回りの高さも交通の便が大きく影響します。
ただ駅徒歩5分以内のマンションが実際の需要も高いかというと、その通りではありません。
周りが飲み屋で治安が悪いということを嫌がる方も多く
意外と徒歩距離10~20分の間に面しているほうが需要は高かったりします。
②住環境が高い
地域によっては閑静である、公園などの緑が多い、医療施設や商業施設が
そろっているといった住環境の高さがアクセスよりも高く評価される可能性があります。
ただ住環境の良さは貸しやすさには直結しますが売りやすさにつながるとは限りません。
マンションの売却価格は立地を参考に算出される基準地価がベースとなるので
住環境の良いマンションは売れやすいものの高く売れにくい傾向にあります。
③築年数が浅い
どれだけ良いマンションでも築年数が古いと物件の価値が
下がるので、貸しにくく・売れにくくなってしまいます。
そのため中古マンションを売却や賃貸に出すなら出来るだけ
築年数が浅いうちに手続きを進めることをオススメします。
ただ立地の良い人気のマンションなら築年数が古くなることで
安くなるので、また違った魅力付けになる可能性も高いです。
必ずしも築年数が経過したから売却にも賃貸にも出せないという訳ではないので安心してください。
間取りはシンプル
マンションにはそれぞれ間取りがありますが
間取りの違いは売りやすさ、貸しやすさに直結してきます。
では、どんな間取りが売りやすく貸しやすいかですが、これはひとえにシンプルな間取りにつきます。
シンプルな間取りとはつまり幅広い家族構成・ステータスの方から需要のある間取りということです。
特定の家族構成や趣味嗜好の方にとって良いマンションは
逆に大多数の方に喜ばれないマンションということになってしまいます。
賃家や新築マンションなどの様々な選択肢がある中で、特定の趣味嗜好が合致しており
かつエリアもドンピシャの中古希望者となると数はかなり限られてきます。
幅広い方に喜ばれる間取りなら自信をもって売却や賃貸に出すことができます。
売りにくい・貸しにくいマンションとは
同じ面積の一般的な間取りに比べて部屋数や区切りが
多すぎたり少なすぎたりすると需要は少なくなってしまいます。
例えば2部屋でも3畳・10畳といった偏りのある間取りのマンションが多いですが
こうした物件はなかなかマッチングすることはありません。
現在売れない、貸し残るマンションで多いのがロフト付きの物件です。
20~30年ほど前はこうしたロフト付きマンションが流行したこともありましたが
今は高いところに荷物を積む危険性や湿気が出やすいといった認識が多く広まり
ロフト付きのマンションが逆に嫌がられる傾向にあります。
このことからも時代や流行に影響されないシンプルな間取りのマンションが良いことが分かります。
売れる・貸せるは時期も関係する
マンションを売れるか、貸せるかに関しては市場に出す時期も大きく関係しています。
マンション取引は人々の生活と密接に関連しているので、景気が悪くなり
人々の生活が苦しくなればマンションはどんどん売れにくく、貸しにくくなってきます。
景気が潤うと、それぞれの家族構成で最低限生活できる資金の他に余剰の取得金が生まれます。
こうなった際に人々はマンションのような高額な買い物をしようと考えます。
国内景気の変動がささやかれるタイミングでは、それを逃さずに手続きを進めることがオススメです。
昨今のコロナ禍のように市場への影響が比較的長期間続くケースもあります。
ただ、このように長期にわたって相場が悪くなると判断した際は出来るだけ早めに対応したほうが良いです。
なぜかというとマンションの相場は基本的に過去の動向に影響されて決まっていきます。
つまりマンションの相場が悪化するのは実体経済が悪化してからある程度、先のことになります。
そのため実体経済の悪化が始まったら相場が本格的に悪くなる前に
手続きをすることでリスクを最小限に抑えることができます。
売れる・貸せるは最終的には所有者様次第
マンションが売れるか、貸せるかは物件自体の評価によるところが大きいのは間違いありません。
ただ最終的にはマンションの所有者様の努力や人柄が結果を左右するケースも多々あります。
不動産会社に相談をするとプロならではのアドバイスを多数もらえます。
ただ、実際の買主様や借主様は不動産に関しては素人なので
プロのアドバイスと需要がズレているケースも多々あります。
不動産に関して初心者の彼らが真っ先に気にすることは部屋の第一印象です。
逆に言えば、地道に内覧対策をしておけば条件の悪いマンションでも成約できる可能性は高いです。
マンションを成約させたい時、丁寧に接する必要があるのは契約相手だけではありません。
契約相手が意外と気にするのは所有者様と近隣住民との関係性です。
仲が悪い中で部屋を引き継ぐと、様々なリスクが生じてしまうためです。
また、近隣住民との仲が悪いと、リフォームや検査などの施策をする際に
協力してもらえず、スムーズに手続きが進まない可能性も多々あります。
更に注意してほしいのが不動産会社への対応です。
今は日本全体が中古マンションの売れない・借りてくれない時代ということもあり
不動産会社に遅い、手数料が高いと怒りをぶちまける方も多いです。
ただ担当者も人なので、彼が多数の案件を抱えている場合
対応の悪い所有者様のマンションを後回しにされる可能性は多々あります。
不動産会社の動きを依頼者は完全に把握できないので、「営業を進めている」と言っても
実際は手を抜いていたり「相場通りに売れた」といっても実際には相場以下だったりする可能性があります。
こうなった時、不動産会社に手を抜かれたということを所有者様が把握して苦情を出すのは至難の業です。
こうしたことの無いように不動産会社には高いモチベーションを引き出すような対応をしてみてください。
まとめ
今回は売れる・貸せるマンションの特徴を解説しました。
最後もお伝えしたように物件そのものよりも所有者様の対応によって変わる場合も多いと感じます。
不動産会社の担当者を上手く乗せて、高く早く売却・賃貸出来るようにやってみてください。
郡山市でマンションを売却か賃貸かを迷われている方は是非参考にしてみてください。
当社では不動産売買を検討しているお客様にとって、お役立ち情報を随時更新していきます。
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