2023.03.20
室内でペットを飼育している家の売却方法
最近は犬や猫など室内でペット飼育しているご家庭も多いです。
ペットも家族の一員という考えが浸透し、以前は庭などで飼うことが多かった
大型犬でも室内飼いするのは今や常識と言えるかもしれません。
しかしペットを飼っている家は売却に不利なのではないかという心配もあります。
今回は室内でペットを飼育している家を売却したいとお考えの方に向けて
売却に不利となる原因や売却前の対策、さらに売却時にオススメのコツを解説します。
売却に不利となるのか
犬や猫に限らず、最近ではフェレットやモルモット、ハリネズミ、は虫類などペットの種類も様々です。
長年ペットとともに暮らすうち、動物特有の体臭や排泄物の臭いが
室内に染みついてしまうことはなかなか避けられません。
目には見えないけれど、内覧する方にとって来訪したときの
室内の臭いはとても重要なポイントと言えます。
犬の散歩や猫の外出などによって持ち込まれる、ノミやダニの害虫が気になるという人も多いです。
さらに柱などへのカジリつきが原因で腐食が広がり、見えないところでシロアリ被害が
発生していることもあるのでペット飼育している家をリスクのある家と捉える人もいます。
壁やフローリングのキズが多いこともペット飼育している家の気になるポイントとなります。
ただしペットのために滑りにくいカーペットを敷いたり
防水シートを敷いたりしていれば床のキズは最小限に抑えられている場合もあります。
動物アレルギーを持っている人はペットの毛やフケなどに反応して症状が出るので
ペット飼育している家は避ける可能性が高くなります。
家を売却する側からしても、そうした人と交渉するのは非効率的ですし
ペット飼育を理由に値引き交渉を持ちかけられる危惧もあるため
初めからペット飼育している家であることを周知しておくのが賢明です。
そうすることで売る側も買う側も動物アレルギーによるトラブルを避けることができます。
売却前の対策
住人にとっては慣れてしまっていて気づかないこともあるペット臭。
「我が家は大丈夫」と思っていてもペット飼育している家では
ペット特有の臭いがあるものとして対策する必要があります。
とはいえ家を売却する前に室内を全面リフォームするのは費用対効果としてオススメできません。
事前対策としては以下のような方法で、できる限りペット臭を除去するよう努めるのが得策です。
・カーペットやカーテンなど布製品を処分する
ペット臭に限らず布製品は特に臭いが染みつきやすいです。
長年使っているカーペットやカーテン、布製ソファなどは
家の売却前に思いきって処分しておく事も検討しても良いかもしれません。
・壁紙を消臭クロスに貼り替える
壁紙全体が劣化して臭いも気になる場合は業社さんに依頼して
表面に防臭剤を加工してある消臭クロスに張替えてしまう手もあります。
クロス自体が臭いを分解してくれるので張替えから売却まで
少し期間があってもクリーンな空気をキープできそうです。
・専門業者にクリーニングを依頼する
上記のような対策をしてもペット飼育による臭いが消えないようなら
オゾン脱臭など臭い除去に特化したハウスクリーニングを検討しても良いかもしれません。
たとえば数時間、室内で脱臭機を稼働するなど
クリーニング業者さんの脱臭方法によってはペット臭が除去できる場合もあります。
犬や猫などを室内で放し飼いしていると床や壁など家のあちこちにキズが目立ってきます。
かわいいペットのすることと、いつもは大目に見ていても家を売却するときは要注意です。
事前対策として自分で簡単にできる修繕方法をご紹介しますので試してみてください。
・壁面のキズを補修・修繕する
飼っているペットが犬なら壁をガリガリ爪で掘ったり、猫なら爪研ぎしたりすることもあります
そんなペットによる壁面のキズ補修や修繕にはホームセンターなどで手に入るクロス用の接着剤が活躍します。
クロスが剥げているだけなら部分的に張り直し、クロスのキズがひどい場合は
同じ素材のクロスを購入して全体的に張り直ししても良いかもしれません。
・床のキズを補修・修繕する
フローリングの床なら、こちらもホームセンターなどで手に入る
木目調テープを貼ることでキズ隠しなど簡単な補修・修繕が可能。
床に気になる凹みがある場合は補修パテで埋める方法もオススメです。
高く売却するコツ
すでにペットを飼っている人や引っ越し後にペットを飼いたいと思っている人は
ペットを飼っていない人に比べて多少のキズや臭いに寛容な人が多く
値下げ交渉があったとしても最小限にとどまる可能性が高いです。
ペット飼育している家であることをはじめから公表してペット飼育に
理解のある人にターゲットを絞ることは後々のトラブルを避けるためにも有効です。
売却する家がマンションなら、あえて「ペット可」をアピールすることで
ペットを飼いたい人にとっての価値を高め注目を集めるメリットにもなります。
さきほどご紹介した補修や修繕、ハウスクリーニングを徹底して
清潔感のある空間を心がけるのは家を高く売るうえでとても重要です。
家そのものに魅力を感じてもらえることを考えて買主様の身になって前向きに対処してください。
購入希望者様の内覧が決まったら前日からペットをホテルに預けたり
少なくとも当日の訪問前に散歩に連れ出したりするのが高く売るための鉄則です。
見知らぬ人の訪問でペットが興奮してしまう恐れもありますし
なにより訪れる人が落ち着いて内覧できるよう家主として気遣うことが大切です。
まとめ
ペット飼育している家を売却するときは不利になる原因があり様々な対策が必要となります。
しかし逆にいえば、しっかり原因を把握し、事前に対策したり
コツを掴んだりすることで高く売ることも可能です。
持ち家でペット飼育している方は、いざ家を売却するとき
希望の価格で売れるよう出来ることから対策してみてください。
郡山市で不動産売却を検討している方は是非参考になさってください。
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