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売却前にシロアリ点検をする意味

 

戸建など不動産の売却をする際、出来れば早く売却したいと考えるものです。
中古戸建の場合、買主様が様々な不安を感じてしまって、なかなか成約に繋がらないことがあります。
そのようなときは「シロアリ点検」を実施して安心感を持ってもらうのがオススメです。
今回は郡山市で不動産売却を検討している方に向けて戸建を

早く売却する方法の1つ「シロアリ点検」についてご紹介します。

 

シロアリ点検で早期売却につなげる

まずは中古戸建を売却する際、シロアリを含め買主様はどのようなことを気にするのか、詳しく見ていきます。
中古戸建を購入する際、新築とは異なり、買主様には様々な心配事があります。
その1つにシロアリがありますが、それ以外にも以下のようなことを不安に思う買主様が多いです。

 

1.瑕疵物件か否か

瑕疵物件とは建物の不具合のことを指します。

床のたわみや建具の不具合といった物理的なものや過去に事件があり心理的に不安になる物件などが該当します。
瑕疵物件は資産価値が下がることも多く買主様としては購入をさけたいと思うのが本音です。

 

2.どの程度リフォームが必要か

中古戸建を購入するにあたりリフォームがどの程度必要なのかも重要なポイントです。
築年数にもよりますが大掛かりなリフォームをしないと住めない物件もあります。
せっかく、お手頃価格の中古戸建を購入したのに膨大なリフォーム代が

掛かってしまっては金銭的な負担が大きくなってしまいます。
そのため安心して生活できるくらいの状態にするためにリフォーム代がどの程度かかるのかが懸念されます。

 

3.シロアリの有無

先述した瑕疵物件と似ているのですがシロアリ被害に合った家も資産価値が下がると言われています。
1度侵入されてしまうと完全に駆除するのは大変ですし

シロアリは住宅の見えないところをむしばんでいくからです。
木造の戸建の場合はシロアリの有無をしっかり点検し、安心して売却できるよう準備してください。

 

シロアリ被害のチェック方法

売却する戸建が中古住宅の場合シロアリ被害は意外に多いです。
国土交通省の日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合が実施した

「シロアリ被害実態調査(2013年)」によると、戸建の約20%にシロアリ被害が認められました。
これは5つある戸建のうち、1戸はシロアリに侵入されているということです。
そのため中古戸建を売却する際、買主様側がシロアリを気にするのも無理がありません。

 

シロアリ被害に合った戸建は高値での売却が難しいと言われています。
柱や基礎、床下や断熱材など住宅の見えない部分をかじり

住宅の大切な部分である土台をダメにしてしまうからです。
土台が傷むと家が傾き安心して住むことが出来なくなってしまいます。
そのような住宅は資産価値も減少し買い手がつきにくくなってしまいます。

 

中古戸建の全てにシロアリがいるわけではありませんが

売却前や買主様が注意しておきたいのは以下のような住宅です。

・築5年以上の戸建て
一般的にシロアリの被害に遭いやすいのは築10年以上の戸建と言われています。
しかし築5年経過した住宅は築浅ではありますが新築ではない中古戸建です。
立地や住み方によってはシロアリ被害に合っていることがある為、目安が築5年という風におさえてください。

・蟻道がある
シロアリは直射日光や乾いた空気が苦手です。
そのため侵入する際は土を使って「蟻道」というトンネルを作ります。
そのトンネルを介して基礎と土間コンクリートの隙間から床下にもぐっていくのです。
万が一、基礎や土間コンクリートの近くに蟻道があった場合、高い確率でシロアリ被害が懸念されます。

・窓や外壁に羽のついたアリがいる
春から夏にかけて巣作りのために羽アリが様々なところに飛んでいきます。
そのため窓や外壁に羽のついたアリが止まっていた場合、住宅のなかに侵入し木材部分をかじる可能性があります。
羽がついているからといって安心できないです。

・雨漏りのあとがある戸建は注意
雨漏りの発生する戸建はシロアリにとって住みやすいため、被害に遭いやすいといえます。
湿気の多い場所を好むので雨漏りで湿った木材はバリバリかじられてしまうかもしれません。

・ウッドデッキがある戸建て
プールをしたりおやつを食べたり、お子さまがいると利用頻度の高い

ウッドデッキも実はシロアリが好む木材でできています。
シロアリは木材のセルロースという成分から栄養をとっているのでウッドデッキなど木の加工品も好きです。
ウッドチェアなど木材でできている物は、ほとんどかじるので

庭に置きっぱなしにしている場合は注意してください。

・床がたわんでいる
床の上を歩いた時、たわむ場合はシロアリがいる可能性があります。
シロアリは床下の木材をかじるため、もしかしたら床材がボロボロになっているかもしれません。
売却時に安心してもらえるよう売主様側で住宅のなか全体を歩いてみてください。

 

 

シロアリ点検で買主様にアピール

売却前に戸建のシロアリ点検を実施すれば買主様の不安が取り除かれ安心してもらえます。
「シロアリ調査済み」ということを伝えれば購入者に安心感を与え早期の売却につながります。
ではシロアリ点検は具体的にどのように実施すれば良いのか。
点検箇所や、やり方をそれぞれ見ていきます。

 

シロアリは柱や床下、基礎部分の木材をかじるのが特徴です。
木材をかじりながら、そのまま住宅の中や外に出てくることも多くあります。
住宅の中や外に木材を使用したもの(枕木)などがある場合、かじられたあとがないかどうか点検してください。

 

シロアリは湿気の多い場所が好きです。
そのため湿気のこもりやすい床下はシロアリにとって居心地の良い場所です。
キッチンや洗面所などにある点検口から床下へもぐり状態をチェックします。
キッチンや洗面所だけでなくバスルームやトイレなどの水回りは

シロアリが繁殖しやすいので念入りに点検してください。
シロアリ駆除の業者さんに依頼した場合、床下の状態をカメラで撮影してくれるので

床下がどのようになっているのかしっかり把握できます。
ちなみに業者さんに依頼した場合も自分自身で実施する点検方法とほとんど変わりません。
しかし業者さんの場合はプロなので自分では見つけられない不具合を見つけてもらえる可能性があります。
プロの目線でシロアリ点検をしてほしい方や虫や

狭いところが苦手な方はシロアリ駆除の業者に点検を依頼してみてください。

点検自体は無料で実施してくれる業者さんもいますので色々調べてみてください。

 

シロアリ点検は年に3回から4回ほど実施するのがオススメですが気になる場合はもっと多くてもOKです。
極端な話「昨日の点検時にはいなかったのに今日チェックしたら侵入されていた」ということもありえます。
シロアリに1度浸入されてしまうと2カ月から3カ月といった

短いスパンでどんどん繁殖し大きな被害をもたらしてしまいます。
被害を最小限におさえるためにも定期的な点検を心がけてください。

 

まとめ

今回は郡山市で不動産の売却を検討している方に向けて

中古戸建の売却を早く実現するための「シロアリ点検」について解説しました。
中古戸建を購入する場合、様々な心配事がありますが、そのなかにシロアリも含まれます。
買主様に安心してもらい、早期の売却につなげるためにも、シロアリ点検の実施を検討してください。

 

 

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