2025.07.07
マンション売却で壁紙の張替は必要か
マンション売却の手続きを検討する中で「壁紙を変えた方がいいのかな?」と悩む方が多いです。
壁紙を変えれば見た目の印象は良くなりますが必要なケースとそうでないケースがあります。
今回は郡山市でマンション売却における壁紙をテーマに張替が必要なケースやおおよその費用をお伝えします。
壁紙を張替る必要性
壁紙を張替る効果は部屋がキレイに見えるため内覧者様に良い印象を与えられます。
壁紙が新しいだけで部屋全体が明るく見え、新築のような見た目に近づけるからです。
写真写りも良くなるのでポータルサイトからの問い合わせも増え成約に繋がる可能性も高くなります。
また実際に内覧する際、床や天井、設備などが古くてもキレイに見せることが可能です。
マンションに限らず不動産売却では第一印象が大切です。
買主様はチラシやホームページの情報を見てから内覧することが多いので
期待以上の状態を見せられるよう心掛けてください。
マンション売却の際、成約率を高めるためには買主様に良い印象を与えることがポイントです。
売主様の対応や印象が良ければ、そのぶん早期の売却が見込めます。
買主様からの信頼を得る方法としてメンテナンスや修繕の仕方が挙げられます。
必要な修繕がしっかり実施されていれば売主様への信頼感も高まり買主様からの印象も良くなります。
このように壁紙の張替をおこなうと売主様にとって様々なメリットがあります。
劣化が目立つところや極端に汚れている場所がある場合
見た目の印象を良くするために修繕を実施するケースも多いです。
しかしなかには修繕しない方が早期の売却が見込める場合があります。
築30年以上が経過しているマンションの場合、室内のキレイさを求める人は少ないと言えます。
安さ重視で購入する人が多く自分好みにリノベーションやリフォームして住む人も多いです。
そのため壁紙がキレイなことより劣化や汚れがひどくでも価格の安さを重視している方が多いです。
そもそも築30年以上が経過していれば壁紙だけでなく天井や床、建具や設備など様々なところが劣化します。
それを承知のうえで購入するので張替してそのぶん価格が高いマンションより
そのままの状態で安い物件の方が選ばれやすい傾向にあります。
張替ることでさまざまなメリットが生じますが、築年数が経過した古いマンションの場合
無理に修繕せず価格をおさえた状態で売却するのがオススメです。
張替を検討すべきケース
・築10年以内の場合
築10年以内など築浅のマンションを売却する場合、壁紙の張替を検討すべきと言えます。
築浅を条件にしてマイホームを探している人は中古でもキレイな物件を探しているからです。
築5年や10年未満の場合、一般的に壁紙の劣化や汚れは少ないため
キレイな室内を期待して内覧する人も多くいます。
期待している分、劣化や汚れがあると購買意欲が低くなり成約に至らない可能性もあります。
また築浅の中古物件を求める人の多くは入居後すぐに住むことを希望しています。
修繕やリフォームを実施しない前提でマイホーム探しをおこなうので
壁紙の張替自体を嫌がるケースも少なくありません。
そのため築年数のわりに劣化や汚れが目立つ場合は売却前に張替を検討してみてください。
ただし劣化や汚れがほとんどなく新築当時とあまり変わらない場合は無理に張替なくても大丈夫です。
・喫煙による黄ばみや汚れがある場合
喫煙による黄ばみや汚れがある場合も張替が必要と言えます。
タバコを吸わない人から見ると部屋に入った瞬間に臭いで喫煙者がいたかどうか分かります。
普段喫煙する人には分かりにくいですがタバコの臭いは部屋中に染みついています。
当然壁紙にも臭いが残り白系の壁紙は黄ばみや汚れが目立ってしまうことも多いです。
長年喫煙していた物件は資産価値が下がるとも言われ、売却価格にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため黄ばみや汚れが目立つ場合は壁紙の張替がオススメです。
また壁紙を張替たあとも臭いが残るケースがあります。
その際は消臭クリーニングを検討しても良いかもしれません。
対策しても売却できない場合は喫煙する人やタバコの臭いがする部屋でもいいと言う買主様を探すのが現実的です。
・落書きがある場合
壁紙に落書きがある場合も張替を検討すべきケースです。
お子さまが書いた落書きはほほえましく思えますが全ての人がそう思うとは限りません。
洗剤などを使っても落とせないときは張替がオススメです。
壁紙張替の相場
リビングや寝室などの居室は一般的に以下の費用が目安です。
・6帖 :40,000円から50,000円以上
・8帖 :55,000円から60,000円以上
・10帖:70,000円から100,000円以上
・12帖:100,000円から150,000円以上
一般的なリビングの場合、全面貼り替えると70,000円以上の費用がかかります。
キッチンやトイレ、洗面所といった水回りの場合40,000円から50,000円が費用の目安です。
水回りは居室用の壁紙ではなく厚手の防水タイプを使用します。
そのため広さは居室より狭くなりますが費用は割高になります。
消臭機能や抗菌機能、防汚仕様など高品質なものを選ぶ際は予算オーバーにならないよう注意してください。
部分的に張替する場合の目安は、以下の通りです。
・浮いているところを補修:3,000円から15,000円
・つなぎ目が目立っている場合:5,000円から12,000円
・穴や破れの補修:15,000円から25,000円
浮や破れなど、状態によって費用が異なります。
ピンポイントで補修するケースもありますし補修したいところの周辺を張替ることもあります。
業者さんや職人さんによってやり方が異なるので費用もそのぶん前後します。
マンションの一室全体を貼り替える場合、2LDKや3LDKの広さで50万円から60万円が目安です。
この金額にもともと張ってあった壁紙の処分費用や出張費が加算されることがあります。
居室や水回りのみより高額になるので張替なくてもよさそうなところはそのままにしておくのもオススメです。
このように修繕の仕方によって費用は異なります。
上記の費用はあくまでも目安としておさえておいてください。
使用する壁紙のグレードや依頼する業者さんによっても異なるので
複数社へ見積もりを依頼し費用を比較してみてください。
また壁紙も迷ってしまうくらい様々なデザインがあります。
ビニールクロスの使用が一般的ですが塗り壁など特殊なタイプを選ぶと、そのぶん費用も高くなります。
まとめ
今回は郡山市でマンションの売却を検討している方に向けて
壁紙の張替・補修の効果をテーマに必要なケースや相場を解説しました。
張替るか否かは壁紙の状況や築年数に応じて決めるのが得策です。
今回ご紹介した内容を参考にして頂きマンション売却を成功させてください。
当社では不動産売買を検討しているお客様にとって、お役立ち情報を随時更新していきます。
郡山市の不動産売却、不動産購入は、えんどう不動産株式会社へお任せください。