2024.03.18
不動産売却時の神棚や仏壇の処分方法について
不動産売却をするときに神棚や仏壇をどう処分すればいいのかわからず困る方が多いようです。
新しい家に持っていっても場所がない場合や相続した家を売却するのに
あわせて処分したいと考える人は決して少なくありません。
そこで今回は不動産売却をする際に神棚や仏壇をどう処分すればいいのかを解説します。
処分するときの注意点もあわせて紹介しますので参考にしてみてください。
神棚や仏壇を処分する時の注意点
不動産売却に際して神棚や仏壇を処分するときには、きちんと供養してもらうようにしてください。
神棚や仏壇については粗大ゴミとして処分しても実はとくに問題はありません。
しかし道徳上では決して褒められる行為ではないです。
また自分の先祖の魂が宿る仏壇や神様が祀られている神棚をゴミ同様に扱うことは
心情的にできない人がほとんどかと思います。
できる限りは開眼供養などをしっかりと行ってから廃棄するようにしてください。
仏壇は神棚よりもモノが多く扱いが少々複雑です。
ここでは不動産売却に際し仏壇を処分するときの注意点を解説します。
・仏具もあわせて処分する
仏壇には線香を立てる香炉や、ろうそくを立てる燭台
花を供えるための花立てなどいろいろなものが置かれています。
備えられた仏具についても仏壇と一緒に供養したうえで、まとめて処分するようにしてください。
・位牌は処分方法を話し合う
仏壇を廃棄するときに最も処分に困るのが位牌です。
位牌には故人の戒名や亡くなった年月日などが記されていて亡くなった人の魂が宿るとされている場所です。
仏壇は場所を取るから処分するしかない場合でも位牌は小さなものなので手元に残す人も多くいます。
位牌については家族と話し合ったうえで、どのように扱うかを決めることをオススメします。
処分する場合は仏壇と一緒に魂を抜いてもらってから廃棄するようにしてください。
・お寺に供養をお願いする場合の料金は予め確認しておく
仏壇や位牌の供養や処分をお寺にお願いする場合には1つ注意点があります。
それは掛かる費用を予め確認しておくことです。
仏壇の処分を依頼するとなると、なんとなく値段が聞きづらいと感じる人が多いようです。
仏壇や位牌の処分については受け付けているお寺でも料金を
オープンにしていないケースが多く自分で確認する以外ありません。
なんとなく聞けないまま処分してもらい請求書を見て驚くことのないように
費用はきちんと確認するようにしてください。
神棚や仏壇の処分方法
神棚の処分方法は以下の方法があります。
・神社で祈祷をしてもらう
不動産売却時に神棚を処分するときには神社で祈祷してもらうことが可能です。
神棚の処分を受け付けている神社では祈祷受付所で「神棚処分の祈祷」を申し込み、費用を支払います。
その後、祈祷殿や祈祷所において祈祷がなされますが立ち会いできる場合もあります。
・お札を神社へ返納する
神社によっては神棚の祈祷は不要と考えるところもあるようです。
そういったところでは神棚に入っている「お札」のみを返納します。
神社の「お札返納所」や「納札所」などに神棚のなかのお札を持っていき返納してください。
・自分でお焚き上げ・廃棄処分する
神社によっては神棚もお札も祈祷は不要で、そのまま処分してもいいとするところもあるようです。
「神棚そのものに神様の魂が宿っているわけではない」と考えることがあるためのようです。
その場合は、そのまま廃棄処分するか自分でお焚き上げをしてください。
・専門業者に依頼する
自分で処分できない事情があるなら専門業者に依頼するのも1つの方法です。
そういった業者は「供養じまい専門業者」と呼ばれます。
業者に神棚を送ることで供養したうえで処分してもらえるので検討してみてください。
続けて、仏壇の処分方法は以下の方法があります。
・お寺に処分を依頼する
お寺によっては開眼供養をしたうえで仏壇の処分をしてくれるところも少ないながらもあるようです。
開眼供養とは仏様の魂を抜くために行われる儀式です。
お墓を管理してもらっている菩提寺に相談してみてください。
・仏壇店に依頼する
仏壇店でも、処分してくれるところがあります。
仏壇店によっては先にお寺で開眼供養だけを済ませてほしいというところと
開眼供養までしてくれるところがあるようですので相談してみてください。
・不用品回収業者に依頼する
大型家具などと同様に仏壇を引き取ってくれる不要品回収業者もあります。
こういった業者も供養してくれるかどうかはケースバイケースです。
引き取りはするが供養はしないところなら、お寺で供養だけ済ませておくようにしてください。
・自分で廃棄処分する
仏壇は自分で粗大ゴミとして処分することもできます。
ただ自治体によってはゴミとして扱っていないこともあるので事前に問い合わせをしてください。
ちなみに郡山市は3R推進課に確認したところ、自己搬入で処分できるとの事でした。
ゴミとして出す場合にも、お寺に供養をしてもらってから処分することをオススメします。
まとめ
今回は郡山市で不動産売却時に神棚や仏壇を処分する必要があるときの注意点や処分方法を解説しました。
不動産売却に際して神棚や仏壇を処分するときには
そのままゴミとして出すことに問題があるわけではありません。
しかし道徳的にも、できる限りの供養を行うことをオススメします。
今回の記事を参考に神棚や仏壇の処分方法を検討してみてください。
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