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住宅ローン審査がうまくいかない理由について②

 

今回は郡山市内で不動産購入をご検討しているお客様にむけて

前日の続きで住宅ローン審査がうまくいかない理由後半について解説します。

 

どのようなポイントが見られているのか

住宅ローンの審査は2つの側面から審査されています。

1つ目が「ヒトの審査」、2つ目が「モノの審査」です。

今回は住宅ローン審査の回答に大きく関わってくる「ヒトの審査」について3つのポイントを取り上げます。

 

①年齢や勤続年数

まず審査基準である年齢や勤続年数を満たさないといけません。

年齢とひとくちに言っても「借入時の年齢」と「完済時の年齢」とがあり、こちら2つを同時に満たす必要があります。

また勤務先のチェックもあり、どこで働いているのか、そしてそこで何年働いているのか、は審査で大きなチェックポイントになります。

一般的に勤務年数は長いほどよく、短いほど不利になります。

一般的には1年以上の勤続が必要ですが、金融機関さんによっては3カ月でも審査出来ます。

 

②返済比率

これはお客様のご年収に対するローンの返済額の比率のことです。

住宅ローンの毎月の返済予定額を×12カ月分し、皆さんの額面年収で割ることで、返済比率が計算できます。

例)毎月の住宅ローン返済額 10万円 × 12カ月 = 120万円

  ご年収が400万円の場合 120万円 ÷ 400万円 = 30%

  ※返済額には住宅ローン以外の返済額(マイカーローンなども含みます)

一般的にこちらの比率は低ければ低いほど良く25%以内に収まっていることが理想的ですが30%以内が目安です

これが35%~40%ほどになると金融機関の目線も少し厳しくなります。

住宅ローン以外のローンの返済が多い方は特に注意しましょう。

 

③健康状態

以外と見落としがちなのがこちらです。

住宅ローンを借りる為には、原則「団体信用生命保険」への加入が必須なのですが

皆さんの健康状態や過去の治療・通院歴、持病などによっては保険に加入できないケースがあります。

心当たりがある方は早めに金融機関の担当者様に相談することをオススメします。

 

④個人信用情報

実はお客様ひとり1人の「信用情報」というものがデータベースに管理されています。

信用情報とはクレジットカードやローンに関する個人の取引事実や返済履歴のことです。

よく「ブラックリスト」などという言葉を耳にしますが、それはこの信用情報に大きな傷がついている人のことです。
個人信用情報を登録管理している団体は3つあり、それぞれに情報開示請求を行うことができます。

(費用が掛かることがありますのでご理解のうえ、ご利用ください)

 

・日本信用情報機構(JICC) https://www.jicc.co.jp/kaiji/
・シー・アイ・シー(CIC) https://www.cic.co.jp/mydata/index.html
・全国銀行個人信用情報センター https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

 

皆さんが自分の信用情報を気になる場合は上記サイトから情報開示請求をしてみて下さい。

どこでいくら借りているかだけでなく毎月の返済履歴まで細かく記載されています。

また実際に借入をしていなくてもローンの申込をした履歴だけでも残りますので

お客様のローン情報は基本的に各金融機関さんに筒抜けになっているという事になります。

 

住宅ローン事前審査が否認になった場合

実際に審査が望ましい回答でなかった場合、どうすればいいのかをご紹介します。

金融機関さんは住宅ローンの否認の理由は基本的に教えてくれません。

なぜなら保証会社の判断であったり個人信用情報によるものだったりと

金融機関だけでは判断できないことも沢山あるからです。

ここでは否認になった考えうる理由について考えてみました。

 

①金額・期間(ローンの金額・毎月の返済額が多い)

身の丈にあった金額を超えていると事前審査はうまくいきません。

年収が上がれば返済比率は減りますが年収はそう簡単に上がらないかと思います。

返済比率などを計算してみて明らかにオーバーしている場合は

借入額を少なくするか期間を長くして毎月の返済額を減らすかなどを考えてみましょう。

 

②勤務先・勤続年数(収入の安定性)

転職したばかりのお客様や勤務先が倒産しそうなお客様などは不利になります。

また給与体系が歩合給などで収入が不安定な人、危険な作業が多い業種の方なども不利になるケースがあります。

また自営業の方や会社を経営している方はその会社の決算書を提出するケースもあります。

これから独立開業を検討しているお客様はサラリーマンのうちに購入する事を検討しても良いかもしれません。

 

③健康状態に問題がある

団体信用生命保険に加入できないことが判明した場合、2つの選択肢があります。
一つ目は「ワイド団信」に加入するケース、二つ目は「団信に加入せずにローンを組む」ケースです。
ワイド団信は通常の団信より緩い条件で加入できる保険で過去に大きな病気をしていたり

持病があっても場合によっては加入できるケースがあります。

また、団信に加入しなくても借入できる代表的な住宅ローンに「フラット35」があります。

あるいは生命保険を担保に住宅ローン審査が承認になった稀なケースもあります。

 

④個人信用情報(過去のローン返済履歴)に問題がある

もしお客様の過去の履歴に問題があった場合まずは信用情報の情報開示を求めることをオススメします。

そしてその内容を確認し、いつの何の取引に問題があったのかを知ることが大事です。

万が一ご自身に身に覚えのないものがあったり内容に不服がある場合は

弁護士を通じて異議申し立てをすることもできます。

延滞履歴は一般的に5年か7年で解消されるものが多いので時間で解決する為にも早めに知っておくことが何より大事です。

 

⑤土地・建物に問題がある

住宅ローンはヒトの審査だけでなくモノの審査も行っています。

接道義務が無かったり、市街化調整区域の物件だったり既存不適格建築物だったり

対象の物件・不動産に問題があると住宅ローンが利用できないことがあります。

身内同士の不動産の受け渡しや法律を守っていない住宅だったりするとトラブルのもとです。

 

もし審査の結果がいい結果ではなかった場合、あきらめるしかないのか?

そんなことはございません。まずはうまくいかない理由を知る事が大切です。

ローンの事前審査が通らなかったことを恥ずかしがる方も多いですが周りの方の力を借りることが解決の近道です。

案外何とかなることが多いです。安心してください。今回の内容がお客様の少しでも役に立つことを願っています。

 

まとめ

今回は住宅ローン審査がうまくいかない理由についての後半を解説しました。

今後事前審査をした際、否認になったからといって簡単にあきらめないでください。

弊社は金融機関の担当者様と連携して親身に対応致します。是非ご相談ください。

お客様にとって後悔のない不動産購入と住宅ローン選びをサポートいたします。

お気軽にお声掛けください。

 

 

当社では不動産売買を検討しているお客様にとって、お役立ち情報を随時更新していきます。

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