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川沿いの家は売却しにくいのか

 

郡山市は阿武隈川を筆頭に様々な川が存在します。

川沿いの家は水辺のさわやかな景観が魅力である一方

水害の心配などもあり売却しにくいといわれることも少なくありません。

今回は川沿いの家が売却しにくいといわれる理由や

逆に川沿いであることのメリット、早く高く売るためのコツなどを紹介します。

 

川沿いの家が売却しにくい理由

川沿いの家が売却しにくいといわれる理由として

大きなものは、やはり水害や災害への心配です。

近年増えている集中豪雨や台風で洪水や川の氾濫などが起こると

川沿いの家はすぐに被害を受けてしまいます。

郡山市も直近だと2019年10月台風19号で甚大な水害被害が有りました。
さらに川沿いの土地は上流から流れてきた水分を含んだ土砂が

積み重なっていて、地盤が弱い可能性もあります。
地盤が弱いと地震で地盤沈下や家が傾くといったことも心配です。

また災害の心配以外では水場が近いことで湿気が多い、虫や臭いが気になるというケースも有ります。
湿気を含んだ川からの空気が家に入り込んでカビが生えやすかったり

水場で発生した蚊や羽虫、川に放置されたごみやカビから発生する嫌なにおいが

風に乗って家に入ってきたりする可能性があります。

 

しかし川沿いの家はデメリットばかりではありません。
河川敷には遊歩道や公園、街路樹などが整備されていることが多く

自然が身近で景観の良い環境でもあります。
川のせせらぎや木々のざわめき、水場に集まる小鳥のさえずりなども、自然豊かなエリアの魅力です。

川沿いは風が発生しやすいため、夏でもさわやかな風が吹いて風通しが良く

水場の景観とあわせて涼しげに過ごしやすいこともメリットといえます。

 

川沿いの家を高く売却するコツ

地盤調査や住宅診断(インスペクション)をする

「地盤が弱いかも?」「基礎の腐食が心配」などという場合は

地盤調査や住宅診断を行って地盤や建物の状態を確認し

現状を細かく提示した方が、不明のまま売却するより高く売れやすいです。

調べた結果、問題ないということもあるでしょうし

必要に応じて地盤改良や修繕を施せば、さらに安心して購入してもらうことができます。

 

ハザードマップを確認する

郡山市もそうですが各自治体のホームページなどで公開しているハザードマップで

どのエリアに洪水や浸水のリスクがあるかどうか、災害時の水深の想定などを確認できます。
具体的な被害想定を知ることで実情に沿った価格設定ができますし価格にも説得力が出ます。

ただしハザードマップの浸水区域に入っていないからといって絶対に被災しないとは限りません。

 

災害が起こる前に売却する

既に水害被害にあった家では通用しませんが、もしハザードマップでリスクが高いとされていて

大雨や台風のたびに水害が心配なら被害を受ける前に売却するのもひとつの方法です。
「災害のリスクがある」のと「実際に被災した」のでは状況は大きく違います。

被災してしまうと売却価格は大きく下がってしまいますし

その不動産は無事だとしても購入者様側も災害があった地域での購入は避けたくなります。

 

川沿いの家で水害被害に遭った際は

一度でも水害被害を受けると不動産の売却価格は下がってしまいます。
なぜなら浸水したことによって地盤が弱くなったり

建物の基礎や構造部分が劣化・腐食したりする可能性があり

不動産に「物理的瑕疵(かし)」があるとみなされるからです。

瑕疵とは、不動産の不具合や問題のことです。
水害被害を受けた不動産は、取引相場より2~3割ほど価格が下がるといわれています。

また物理的瑕疵は不動産売却時の告知事項に含まれており、買主様に必ず伝えなくてはいけません。
水害被害を受けたことを隠して売却すると、告知義務違反として

契約解除や損害賠償請求などを受ける可能性もあるので注意してください。

 

まとめ

今回は川沿いの家の売却について解説しました。

残念ながら水害被害に遭った不動産は市場価格が下がってしまいます。

郡山市も阿武隈川がある東側を中心に水害被害にあってきました。

行政も浸水対策工事を随時進めていますが、自然災害は想定が出来ません。

川をなくすことは出来ませんので上手く付き合っていく事が重要です。

郡山市で川沿いの家の売却を検討している方は参考にしてみてください。

 

当社では不動産売買を検討しているお客様にとって、お役立ち情報を随時更新していきます。

郡山市の不動産売却、不動産購入は、えんどう不動産株式会社へお任せください。