ブログ

 

太陽光発電システムが付いた住宅の売却を検討しているものの

そのままにしておいていいのか、取り外したほうがいいのか迷われる方が多いです。
取り外すのにも費用がかかるので、できればそのまま売りたいけれども

取り外したほうが売却しやすいかも、と迷ってしまうところです。
今回は郡山市で太陽光発電システム付き住宅の売却する際のポイントを解説します

 

太陽光発電システム付き住宅のメリット

太陽光発電システムとは屋根の上に設置したソーラーパネルに

太陽エネルギーを集め電気に変える装置のことです。
ソーラーパネルで集めた光を交流電流に変換するパワーコンディショナー

電気機器に振り分ける分電盤、電気の量を測定する電力メーターとセットになっているのが一般的です。
太陽光発電システムには電気をためる物は備わっていないため必要に応じて蓄電池を設置します。

 

住宅に太陽光発電装置が備わっているメリットは売電することで副収入を得られることです。
太陽光発電システムを導入するには100万円以上の初期費用が発生するため

回収するまで数年かかりますが、そのあとは継続した収入が期待できます。
太陽光発電システムで発電された電気は「FIT制度」と呼ばれる買い取り制度によって

導入から10年間は固定価格で買い取ってもらえます。

 

昼間太陽が出ている時間帯は太陽光発電装置で発電した電気を使用することで

電気代を節約できることもメリットです。
エコキュートを導入してオール電化にしてしまえば、お湯を沸かすためのガスが不要になります。
コロナ禍の影響でリモートワークをしているなど

昼間の在宅時間が長い家では光熱費を大きくカットすることを期待できます。

 

太陽光発電システムに加えて蓄電池も導入しているケースでは

停電したときでも電気を使えることもポイントです。
停電してしまうと冷蔵庫や洗濯機をはじめ全ての家電が使えなくなり夏場でもエアコンも使えません。
そんなときでも蓄電池に電池をためられると電気のある生活を送れます。
近年大型台風や地震が相次いでおり、いつ大規模停電が発生するかわかりません。
災害が起こったときでも（蓄電池付の）太陽光発電システムがあれば安心です。

 

屋根の上に太陽光発電パネルがあると断熱効果が得られるメリットもあります。
夏に直射日光が降り注ぐと屋根の温度が上がって室内温度も上昇しますが

太陽光発電パネルがあると光と熱をそこで吸収してくれます。
冬も部屋の中で暖かくなった空気が屋根から出ていくのをパネルが防ぐため暖房効率が上がります。

 

 

太陽光発電システム付き住宅のデメリット

続いてデメリットを解説します。

太陽光発電は太陽の光を受けることで発電するため天気が悪ければ電力が得られません。
地域によっては導入したものの1年の3分の1は天気が悪くて

十分な電力を発電しない、といったこともあるようです。
発電量が少なければ電力会社に売電できず反対に電気を買う必要があります。

 

太陽光発電パネルは屋根の上に設置されているので天候の影響を強く受けます。
災害が発生すれば破損することも考えられ、経年劣化も進むため

購入したら終わりではなく継続的にメンテナンスコストがかかることがデメリットです。

 

太陽光発電は国のFIT制度によって導入から10年間は固定価格で電力を買い取りしてもらえます。
しかし10年を過ぎると売れなくなってしまう、もしくは売れたとしても今の価格よりも安くなる可能性があります。
新たな売電先を探す必要が出る可能性もあり10年後どうなるか予想がつかないことがデメリットです。

 

 

太陽光発電システム付き住宅の高く売却できるケース

太陽光発電システム付き住宅を高く売却できるのは売電期間が長く残っているときです。
前述したとおり太陽光発電装置で発電された電力は設置から

10年間は国の制度に守られて固定価格で買い取ってもらえます。
しかし10年を過ぎてしまうと売電できなくなる、売電できたとしても

買い取り価格が安くなる可能性はぬぐえません。
そのため10年の売電期間が長く残っていればいるほど高く売却できる可能性があります。

 

蓄電池が導入されている場合には高く売却できる可能性があります。
蓄電池があれば天候がいいときに発電した電気をためておき

曇りや雨で発電量が少ないときに使えることがメリットです。
また10年の売電期間が過ぎてしまったケースでも

たとえ売電できなくなったとしても自宅の電気はまかなえます。
震災や台風に備え、蓄電池のついた太陽光発電システム付き住宅を

探している人もいるので、そういった方には高く購入してもらえそうです。

 

 

太陽光発電システムを撤去してから売却した方が良いケース

FIT制度で電力を固定価格で買い取ってもらえる10年がほとんど残っていないようなケースでは

太陽光発電装置の劣化具合によっては処分したほうがいいかもしれません。
売電できないのであれば買主様にとってのメリットは小さくなり価値を感じてもらえないためです。

 

蓄電池が導入されていないケースも売却価格は低くなりがちです。
蓄電池があれば売電期間が終わってしまっても電気代の節約が可能です。
しかし蓄電池が無ければ電気を使えるシチュエーションが限られ

副収入も期待できない太陽光発電システムに価値を感じる人は少ないです。
ただし自分で蓄電池を購入しようと考える人もいる可能性はあるので

まずは不動産会社に相談してみることをオススメします。

 

太陽光発電の設備が劣化している場合も処分した方が売却しやすくなるかもしれません。
設備が古くなるとメンテナンス費用が高くなりがちです。
ランニングコストが高くつくなら買主様にとってはデメリットにしかなりません。
設備の処分にも費用が発生することを考えると劣化した太陽光発電システムが

付いた住宅に魅力を感じる人はほとんどいないのが実情です。

 

 

まとめ

太陽光発電システム付き住宅は装置を取り付けてから10年間は

電力を固定価格で購入してもらえるため副収入が期待できます。
そのため買い取り期間が長く残っているなら買主様にメリットとしてアピールが可能です。
しかし買い取り期間が過ぎたもしくはほとんど残っていない

あるいは設備がひどく劣化しているケースでは処分したほうが売却しやすくなるかもしれません。
蓄電池の有無によっても売却価格は異なるので自己判断で処分する前に

まずは不動産会社に相談するのがオススメです。

郡山市で太陽光発電システム付き住宅の売却をお考えの方は是非ご相談ください。

 

 

当社では不動産売買を検討しているお客様にとって、お役立ち情報を随時更新していきます。

郡山市の不動産売却、不動産購入は、えんどう不動産株式会社へお任せください。