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不動産売却において値下げのタイミングについて

 

不動産はさまざまな対策をしても売れないことがあります。
そのような時は値下げして売り出すのが一般的です。
今回は郡山市で不動産の売却を検討している方に向けて

なかなか売れない物件は、どのタイミングで値下げすべきなのか、価格の決め方や注意点をご紹介します。

 

値下げするタイミング

不動産売却がスムーズにいかず、時間だけが経過してしまうと「値下げしたい」と思う売主様も増えます。
では値下げに適したタイミングは具体的にいつなのか。
値下げするタイミングは一般的に以下の時期で行われます。

 

①45日後

最初のタイミングは売り出してから45日後です。
45日後は不動産売却における節目と言われる時期で最初の値引きのタイミングでもあります。
売り出し直後は価格を高めに設定していることも多いです。
なかには相場より高い場合もあり、もしかしたらその価格で売却ができるかもしれないので

売り出し後45日後以内の値引きは控えておくのが得策です。
45日後が経過するとその間に内覧者がどのくらいいたのか

問い合わせは何件くらいあったのか反響の数が見えてきます。
もし45日後のタイミングで内覧者や問い合わせ件数が極端に少なければ値下げのタイミングといえます。
また45日後という期間は多くの買主様や不動産会社が物件の情報を得ているのが一般的です。
その為もし45日後経過しても売却できそうにない場合は値下げを検討してみてください。

 

②90日後

売り出しから45日後に値引きし、それでも売れない場合、次のタイミングは90日後です。
このタイミングで有力な買主様が現れないときは、さらに値下げすべきといえます。
不動産の売却は「3カ月以内に売り切る」というスタンスが一般的です。
70%ほどの中古物件が3カ月以内に売却できているため、そのように言われています。
しかし「売却を急いでいない」という方も中にはいますし「1日でも早く売りたい」と思う方もいます。
売り切りたいタイミングは人それぞれなので「この日までは売りたい」という期日を明確にすることが大切です。
そこから逆算し最終的な値引きのタイミングを見計らってください。

 

③1月~3月と9月

値下げのタイミングは売り出しから〇日後という区切りだけではありません。
実は1月~3月と、9月も値下げにオススメの時期といえます。
1月から3月は4月の入居を見越す買主様や新生活をはじめる方が

増える時期なので、そのタイミングで値下げしておくのがポイントです。
1月から3月は不動産業界の繁忙期のため物件の数はもちろん取引の数もグッと増えます。
物件を探す買主様も増える時期なので、そのタイミングで値下げをすれば

より多くの人に見てもらえます
また9月も値下げのタイミングに適しています。
一般的に10月以降は新築マンションの販売が増える傾向にあり

新築を探す買主様のなかには、中古を含めて探すケースが多いからです。
新築と中古を見比べて値下げされている優良物件があれば内覧につながる可能性が高くなるかもしれません。
買い手のニーズに応えられるよう9月末までには値下げをしておくといいです。

 

価格の決め方

不動産における値下げというのは、この物件が条件に当てはまらなかった

買主様に興味を持ってもらうために行うものです。
物件を探す際、価格を最優先して決める方も多くいます。
予算内に収まらない物件はそもそも対象外なので内覧はもちろん詳細ページも見てもらえない可能性があります。
そのためそれぞれのタイミングで正しく値下げしてくことが大切です。

 

①45日後の値引き価格

売り出しから45日後の値引きなら相場まで下げてみてください。
先述した通り売り出し直後は価格を高めに設定していることも多く

その価格で売れなければ相場まで下げるのがオススメです。
相場価格であれば、その価格で探している買主様が他の物件とともに見比べてくれるかもしれません。
成約につながる可能性もアップします。

 

②90日後の値引き価格

90日経過した場合、希望価格の最低ラインまで下げてしまうのが得策です。
3カ月以上売れない物件は条件に対し価格が見合っていないケースも多くあります。
今一度価格を見直してみてください。
また値引きは買主様にインパクトを与えるために行うものでもあります。
インパクトを出すためには、5%から10%程度の値下げが効果的です。
一般的に5%以下の値下げでは印象に残らず、魅力を感じてもらえないケースもあります。
そのため「この物件いいな」「内覧してみようかな」と思ってもらうためには

5%から10%程度の値下げが効果的です。
また買主様に対し、魅力的だと思わせるためには「お得感」を出すことです。
たとえば3,000万円の物件より2,980万円のほうがお得に見えます。
数十万の差で見え方が変わってくるので、お得感を得られるような価格を設定してください。

 

 

値下げ時の注意点

「値下げのタイミングになったから値下げをしよう」と考えがちですが

内覧者が一定数ある場合、急いで値下げする必要はありません。
まずはなぜ内覧者や問い合わせがある程度あるのに売れないのか、じっくり考えてみることが大切です。
売却を依頼している不動産会社が、どのような売却活動を行っているのかもポイントになります。
ホームページ上やチラシでどのように物件をアピールしているかオープンハウスの有無や

既存のお客様へのアプローチなど、どのような売却戦略を立てているのかをチェックしてみてください。
定期的に進捗状況を聞くのも1つの手です。
もし売主様との売却戦略に相違がある場合は改善や注意、見直しをお願いしてみてください。

 

不動産会社から値下げの提案があった場合も注意が必要です。
仲介手数料を早くほしいという理由から早い時期にそのような提案をしてくることがあります。
周辺の物件を見比べて大幅な値引きであれば応じなくてもOKなので慎重な対応を心掛けてください。

 

値引きしたのに売れない場合「次の値引きをした方がいいのかな」と思う売主様が多いです。
しかし値引き後の価格が買主様や他の不動産会社に周知されるのは、約2週間後です。
そのため2週間は思うような反応がなくても焦らないようにしてください。
最低でも3週間くらいは様子を見て、それでも内覧者や問い合わせが増えない場合は

時期に注意しながら再度値下げを検討してみても良いかもしれません。

 

まとめ

今回は郡山市で不動産の売却を検討している方に向けて

値下げのタイミングや価格の決め方、注意点を解説しました。
不動産がなかなか売れない場合は時期を見計らい、正しく値下げすることが大切です。
上記の内容を参考に価格設定や売却方法を今一度見直し、新しい戦略で売却活動を行ってください。

 

 

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