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不動産会社で働いていると購入検討者様から

「あそこに空き地があって買いたいんだけど何とかなりませんか」と聞かれます。

残念ながら、その空き地が売り出し中でないなら購入する事は原則できません。

ほとんどの方は、ここで諦めますがやり方次第では売られていない空き地を

購入することはできます。

今回は郡山市内で売りに出てない空き地を買いたいがどうすればよいかの解説をします。

 

条件の良い空き地が売りに出ていない理由を考える

アクセスが比較的よく買い手の付きそうな空き地が売りに出てないケースは良くあります。

かといって所有者様が管理・活用している形跡もなく、何のために放置されているのか気になってしまいます。

こうした空き地が売りに出てない背景には、どんな理由があるのか。

 

①買った時より市場価値が大幅に下がってしまった

開発分譲地などで良くあるのが「購入当時は一等地だったものの今は相場が落ちているので

再び相場が上がるのを待っている」というケースです。

今後は少子高齢化や地方の過疎化が進むため相場が戻るかどうかは難しいと考えられますが

このように主張する所有者様は過去にもいらっしゃいました。

 

②空き地の所有者様が高齢や遠方に住んでいる

空き地の所有者様が高齢者のため管理や処分に手が回らないというケースもあります。

古くからの空き地は国や自治体でも誰が今の正統所有者か分からないくらいですから

まさか自分が管理すべき空き地だったなんて夢にも思ってなかった…というケースもあります。

また都市部で働く所有者様が田舎の空き地を相続したものの、

仕事のために管理・処分を出来ないケースも考えられます。

こうした方に対しては購入希望者が自分から働きかけることで取引できる可能性もあります。

（あえて不動産会社を挟まないことで、上手くいくケースもあるようです）

 

気に入った空き地が売りに出ていない場合何をすべきか

せっかく気に入った空き地が売りに出てないとしても、簡単に諦める必要はありません。

では先ずは何をすべきかを解説していきます。

 

①法務局で登記簿を取得する

その空き地の詳細情報や管理関係は全て登記簿謄本(登記事項証明書)に記載されています。

登記簿謄本は管轄の法務局（郡山市は希望ケ丘にあります）に保管されており

所有者様以外もお金を払って自由に閲覧することができます。

 

②空き地の所有者に問い合わせて交渉する

空き地の所有者に直接問い合わせて交渉するという方法もあります。

例えば、もともと空き地がお店屋さんで、そこの番号を知っているのであれば、所有者様に繋がるかもしれません。

ただ関係性が全くないのに、いきなり売ってほしいといえばトラブルに巻き込まれるかもしれません。

まずは不動産会社に相談することをオススメします。

 

空き地所有者が了承したらすぐに購入して良いのか

空き地の所有者様を調べたところたまたま知り合いで快く売却を了承してくれたとします。

買主様としては嬉しい限りですが、ここで焦って売買をすると大きなトラブルが起こりかねません。

ここからは、売りに出てない空き地を購入する際の注意点を紹介していきます。

 

①空き地の個人売買はリスクがあるので注意

不動産会社を間に挟んだ不動産売買を仲介売買というのに対し、業者を挟まない取引を個人間売買と言います。

個人間売買は仲介手数料がかからず、お得ですが、買主様も売主様も不動産の素人同士なので注意が必要です。

必要書類の入力・作成などはマニュアルを見ながら出来ますが、複雑な宅建業法を素人が短期間でマスターすることは出来ません。

知らずに法を犯している可能性も十分あるため、コストがかかっても不動産会社に依頼するほうが安全です。

特に住宅ローンを利用される買主様は不動産会社を入れないと融資決裁が下りないを考えられます。

 

②現行の建築基準法に引っかかる恐れも

空き地にかつて建っていた建物と同じくらいの建物を今新築できるとは限りません。

なぜなら、建築基準法は時代によって頻繁に改正されているからです。

既存の建物を今すぐ壊さなくても大丈夫なものの

現在再び同じように新築するのは不可能という物件を再建築不可物件といいます。

こうした空き地を焦って購入すると損をするので注意しましょう。

 

③境界がきちんと測量されているかをチェックする

長年放置されていた空き地は近隣との境界線があいまいなケースも多々あります。

境界線があいまいな場合は登記簿に記載されている面積を利用しますが

実測面積と異なる場合はどちらか一方が損をしてしまうので注意しましょう。

新居を建てる際も敷地をキチンと測量されていないとトラブルを招くもとになります。

 

 

まとめ

ここまで解説した通り「売土地」と看板の立っていない空き地でも購入することは可能です。

ただイレギュラーな不動産取引であるためトラブルが起こる確率は高くなってしまいます。

事前に基本的な知識を最低限抑えておきミスが起こらないように注意しましょう。

ここで弊社の見解を述べると、個人間売買は避けた方が良さそうです。

せっかく購入した不動産に何かトラブルが生じる事は買主様も売主様望んでいません。

予め買主様、売主様が決まっている売買取引で手続きのみであれば、弊社は仲介手数料を

抑えてお手伝いも出来ますので、こういったケースの際は是非弊社にご相談ください。

 

 

当社では不動産売買を検討しているお客様にとって、お役立ち情報を随時更新していきます。

郡山市の不動産売却、不動産購入は、えんどう不動産株式会社へお任せください。