2023.03.13
お住まいの状態でも不動産を売却できます。住んだまま売却する利点と注意点
不動産を売却するときには、「まず家を空き家にしなければならない」と思っていませんか？
実は不動産売却は、「お住まいの状態」でも可能です。
今回は、郡山市で不動産売却をご検討中の方に、お住まいの状態で家を売るメリットや注意点などを解説します。
不動産は住みながらでも売却する方法もある
不動産の購入と聞くと、空家を内覧するイメージがあるため
売却するなら空き家にしなければならないと思う方が多いようです。
しかし不動産の売却では、「空家にしてから」だけではなく
「お住いになりながら」売る方法もあります。
一般的には空家にしてしまったほうが、売りやすいとされているのは事実ですが
「住みながらでは売れない」という事はございません。
むしろ空家にしてしまうよりメリットがあることもあります。
まずは、お住まいの状態で不動産を売却する利点をご紹介します。
住みながら不動産を売却する利点
空家にせずにお住まいの状態で不動産を売却するのには、4つの利点があります。
1.売却で得たお金を新しい家に充てられる
空家にしてから売ろうとすると、先に次に住む家を購入か賃貸する必要があります。
しかし新しい不動産を購入するのには、それなりの資金が必要です。
資金があれば問題ありませんが「今の家を売ったお金を新しい不動産購入に充てたい」と考える人が多いです。
住みながら今の家を売却活動し、それと同時進行で新しい家を見つけていけば
売却して得た利益を新しい家の購入資金にできることは利点です。
2.内覧時に購入希望者に物件のことを伝えやすい
空家にしていると、内覧時にお住いの売主様がいないので
購入希望者様が気楽に家を見て回れることは確かです。
しかし購入希望者様は、「今住んでいる方はどんな方だろう？」
「この家のどういったところが気に入っているのだろう？」といったことも知りたいと思います。
お子様がいる家庭なら、「学校の状況について知りたい」と考えます。
住みながら売却すれば、内覧時に購入希望者様と話す機会を得られます。
住んでいるからこそわかる物件の魅力や、近隣の状況を伝えられれば
購入を後押しすることにもつながります。
3.住んでいるイメージを持ってもらいやすい
住みながらの売却では、家の中に家具や小物があるため
実際に住む様子を購入希望者様がイメージしやすいこともメリットです。
「カップボードを置いたら意外とキッチンが狭い」
「ソファは今のものより大きいのを置いても問題ない」と購入希望者様が判断しやすくなります。
ただし、部屋が散らかっていたりすると家のイメージが下がってしまい
かえってマイナスになる点には注意しましょう。
4.ダブルのコストがかからない
家を先に購入してそちらに住み始めた場合、新しい家のローンを支払いながら
これから売却する家のローンも払い続けることとなります。
もし売却する家のローンを支払い終わっていたとしても
マンションであれば管理費・修繕積立金・駐車場代などは払い続ける必要が出てきます。
買い手が見つからず売却期間が長引けば、固定資産税などの負担もずっと続きます。
お住まいの状態で売却活動をするのであればダブルでコストが掛かることはなくなるため
費用負担を少なくすませられることが利点です。
ここからは、住んだまま不動産を売却するときの注意点をご紹介していきます。
1.売却と新居購入の綿密な計画を立てる必要がある
お住まいの状態で不動産を売却するときには
買主様が決まって引渡しする日までに引越して空家にしておく必要があります。
そのためには引渡しまでに、新しい家を見つけておく必要があります。
基本的には売却すると決めたなら、同時に新しい家の購入に向けて動き始めるようにしましょう。
もし引渡し日までに家が見つからなければ一旦賃貸やホテルに仮住まいが必要になり
経済的に大きな出費となる可能性があります。
ダブルのコストがかからないことが「住みながら売却」のメリットなのに、これでは意味がありません。
余計なコストが発生しないよう、売却と購入については不動産会社に相談し綿密な計画を立てることが大切です。
2.内覧のチャンスは逃さないようにする
住みながらの売却では、基本的には内覧には売主様が立ち合いをします。
内覧希望は購入希望者様のご都合に合わせる為いつでも応じられるよう準備しておく必要があります。
不動産会社には、内覧に応じられる曜日や時間帯をあらかじめ伝え
その日はなるべく用事を入れずにいつでも応じられるようにしておくと良いです。
また、内覧希望者様は「日当たりを確認したいので午前と午後と2回訪問したい」
「リフォームを検討しているので業者さんも連れて行きたい」など要望を挙げてくることもあります。
家を売却したいのであれば内覧希望者の要望にはできるだけ応じ協力することが大切です。
3.不要品は早めに処分する
売却活動中は、突然「明日内覧したい方がいる」と言われてもいいように
家のなかは常に片づいた状態にしておくのがベストです。
いずれ家を明け渡すことを考えて不要品は早めに処分しておけば
物が少なく広々とした印象を与えることにも繋がります。
不用品の処分については当社でもお手伝いできますのでお気軽にお声掛けください。
4.水回りは念入りに掃除しておく
家の購入の主導権を握るのは、ご夫婦であれば一般的には奥様であるといわれています。
そのため水回りの印象をよくすることは重要です。
シンクや蛇口、浴室のガランなどはキレイに磨き上げておくと好印象を持ってもらいやすくなります。
売却を決めた時点で、一度水回りだけでもハウスクリーニングを依頼して
キレイにしてもらう事も検討しても良いかもしれません。
5.過度なアピールは控える
内覧者を迎えるときには、挨拶をしたら基本的には内覧者に自由に見てもらうようにします。
どこに行くにもついてまわり、過度にアピールしすぎると
「どうしても早く手放したい理由があるのでは」と変に勘ぐられてしまうかもしれません。
内覧時には基本的には受け身の態度で聞かれたことにだけ丁寧に答えるぐらい控えめでいるほうが好印象です。
なお内覧時の接客は、子どもの学校の情報やご近所のお買い物事情などを話せる奥様があたるほうが喜ばれるのでオススメです。
不動産売却は空家にしなくても住みながらでも可能です。
お住まいの状態での売却は、売却した資金を次の家の購入資金にできる
新しい家とのダブルのコストがかからないなど金銭的な利点があります。
ただし新しい家を購入するタイミングがずれると仮住まいが必要になる可能性がある点には注意する必要がありそうです。
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